柏対浦和 視察に訪れた日本代表の森保一監督(撮影・増田悦実)

<明治安田J1:柏4-浦和2>◇22日◇第27節◇第1日◇三協F柏

柏レイソルが本拠地で浦和レッズに4-2で大逆転勝ちし、暫定首位に浮上した。

浦和が前半に2点先行するも、後半に柏が4得点で試合をひっくり返した。終了間際の逆転劇に、視察した日本代表の森保一監督(56)はこう振り返った。

「熱い試合だったと思います。サポーターの皆さんがいい雰囲気をつくっていたと思いますし、ピッチ内の戦いも局面局面の激しさと、最後まで両チームまで戦うところ、特にホームでこのまま負けられないレイソルの2点ビハインドを負った後の押し込み方と、耐えながらレッズがアウェーの戦い方を賢く続けているところに、最後まで粘り強く戦ったレイソルがホームで勝利をものにした。サポーターの皆さんが熱狂できる素晴らしい試合だったなと思います」

柏は途中出場の選手が3得点でチームの勝利に貢献した。「監督の采配が素晴らしかったかなと思います」とロドリゲス監督の手腕を絶賛。国内組で臨んだ7月の東アジアE-1選手権(韓国)に出場した柏のFW細谷真大とMF久保藤次郎が得点を奪い「我々が日本代表として選ばせてもらった選手が、Jリーグの中で違いを見せる、得点の結果に関わる、得点を取る、止めるという存在感を見せてくれることはうれしい」と目を細めた。

1度でも代表に選ばれると、周囲から「代表選手」の見られ方をする。自チームでの要求は上がり、対戦相手からは警戒される。期待値も上昇する中で、結果を残すことの価値を高く評価する。「E-1に選ばせてもらった選手は、プレッシャー以上のアグレッシブなプレーと存在感のあるプレーをしてくれて頼もしい限り。その時点でかなりの成長があると言える」とうなずいていた。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】森保一監督、E-1勢の活躍に「頼もしい限り」柏-浦和戦を視察