【日本ハム】柴田獅子「ゲームで使ってる人がいっぱい」23日ソフトバンク戦で初の中継ぎ待機
日本ハムのドラフト1位柴田獅子投手(19)が、23日ソフトバンク戦で初めて中継ぎ待機する。デビュー戦となった後半戦開幕の7月26日ロッテ戦(エスコンフィールド)は、先発して3回無安打無失点、3奪三振と快投。役割は変わるが「バッターと、その場その場の対応で変えようかなと。出さなくていいところは抜きどころとか考えながら」とメリハリを付けながらの投球を思い描いた。
この日は、新庄剛志監督(53)が見守る中でブルペン投球も、強心臓ルーキーは至ってマイペース。「いつも通りです。ただ自分がやりたいことやってただけでした」と淡々と話した。デビュー戦でも「たくさん人がいてワクワクしました。前日の投内連係の方が緊張しました」とジョークを飛ばせる大舞台好きの19歳は、中継ぎに回っても動ぜずに、ミッションをまっとうしにいく。
緊迫する首位との3連戦での抜てき。「ただワクワクしています。ゲームで使ってる人がいっぱいいる」と気持ちを高ぶらせた。練習の最後にはソフトバンク近藤にあいさつ。初対面で「オーラが違います。すごい活躍されてる人だなあと。WBCとかでも見てたんで、すごいなと」。ゲームでは「ホームランバッターとして使っています」。球界を代表する打者と対戦する可能性もあり「どういうところを打ってくるんだろうなとか、いろんなところを投げながらって感じですね」とイメージした。
高校時代までプロ野球の生観戦は一度もなく、地元福岡のみずほペイペイドームでのソフトバンク戦もテレビ観戦だけ。理由は「見ると“こう打ちたいな”と、やりたくなっちゃうんで。でも終わったら夜で、できない。親も、それを知っていて誘われませんでした。テレビで見るだけにしてました」。初めて生対戦するソフトバンク打線を、ワクワクしながら抑えにいく。【永野高輔】