Rソシエダード久保建英(2025年7月撮影)

アトレチコ・マドリードがユベントスのアルゼンチン代表FWニコラス・ゴンサレス(27)獲得に向けて動いていると、イタリア紙ガゼッタ・デッロ・スポルト電子版が21日に報じた。

Aマドリードのエンリケ・セレッソ会長は20日に、「ラスパドーリとの契約で素晴らしい移籍市場を締めくくる」と今夏の補強を7人で終えることを宣言。しかし同紙によると、さらに右サイドのアタッカー獲得に動き、ディエゴ・シメオネ監督と同胞のニコラス・ゴンサレスに移籍金1500万ユーロ(約25億5000万円)を支払う準備をしているとのことだ。

Aマドリードでのプレーにひかれている選手本人とはすでに合意しているが、ユベントスは今夏、フィオレンティーナから3300万ユーロ(約56億1000万円)で買い取ったため(※昨季、買い取り義務付きの期限付き移籍で加入)、2500万ユーロ(約42億5000万円)~3000万ユーロ(約51億円)を要求しているという。

ニコラス・ゴンサレスは先週、スペイン紙マルカにレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英とともに、Aマドリードの獲得候補と報じられた選手。この補強の狙いは、代役のいないシメオネ監督の三男ジュリアーノ・シメオネとポジションを争わせるためである。

現時点で両者の希望する移籍金に開きがあるため、Aマドリードが放出を検討し、ユベントスが興味を持っているアルゼンチン代表DFナウエル・モリーナがこの交渉に含まれる可能性があるとのことだ。

モリーナは今季、Aマドリードが昨夏のパリ五輪で金メダル獲得に貢献したスペイン人DFマルク・プビルをアルメリアから獲得したため、右サイドバックの3番手に降格する可能性がある。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 アトレチコ、久保建英と獲得候補のユベントスFWニコラス・ゴンサレスに移籍金25億円準備か