【仙台】オナイウ情滋&名願斗哉流出も森山監督「上がらないと駄目だなと改めて思わせてくれた」
J2ベガルタ仙台がJ1昇格にあらためて闘志を燃やした。21日にMFオナイウ情滋(24)とMF名願斗哉(21)の移籍が発表された。森山佳郎監督(57)の言う「個人で仕掛け突破できるチームにとっては数少ない貴重な選手」を欠き、残り試合を戦うことになった。
オナイウは横浜、名願は川崎Fへ。「他の選手にも刺激になると思いますし、みんな、J1でやりたいと思ってる。そういう意味でも上がらないと駄目だなとあらためて思わせてくれました」。森山監督はそう言って、チームの士気を引き締め直した。
移籍の決意を明かした際のオナイウの様子を、同監督は「本人もだいぶ泣いていましたし、それぐらい苦渋の決断だったと思います。みんなとあいさつするときもずっと泣いてました」と振り返る。オナイウと同期入団で、仲の良いMF相良竜之介(23)は「彼のプレーにとても刺激を受けていたので、いなくなるのはとても寂しい」と心中を明かした。
「(オナイウは)カテゴリーが1つ上の場所でプレーするので、チームとしては早く追いつかなきゃいけないですし、個人的には負けないように結果を残し続けたい」と相良は続けた。仙台は現在6位。自動昇格ラインの2位以上まで勝ち点5差だ。残りは12試合。悲願の再昇格まで一丸で走り続ける。