マツダスタジアムでの練習前に井上監督(右から2人目)はナインを集め訓示を行う

中日井上一樹監督(54)が21日、マツダスタジアムで行われた練習前にナインを集め約5分の訓示を行った。

残りは33試合。井上監督は「残り1カ月、体調に気をつけろと。保健室の先生じゃないけれど、『冷えすぎた部屋にいるなよ』とか『冷たいものばかり食うなよ』とか。そういったことをね」と明かした。現在、借金12の5位。球宴後の後半戦は8勝14敗で、このところミスで競り負ける試合も多い。「打たれた、バント失敗した、エラーしたとネガティブになるな。こっちが腹くくって使っている以上、お前たちはそれに応えるべく『守りに入るな、後ろ向きになるな』」と、使う首脳陣が悪いと思うくらいで、もっと積極的になるようにも伝えた。

13年ぶりのクライマックスシリーズ進出にも、厳しいながらも可能性は残る。「今、ある位置を現実的に考えて、でも残りの試合を必死になっていくんだよ」と、諦めず戦う姿勢も求めた。

この日は大阪からの移動日。今月は1日からの広島戦以降、5カード、14試合続けてドームでの試合だった。「休ませるのも手だけど、ちょっと慣れるために汗をかこうぜ」と、明日22日からの広島3連戦に向けて、敵地で軽めの練習を行った。松山、メヒア、ボスラー、チェイビス、松山以外の遠征メンバーが参加した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上監督が練習前に5分の訓示「体調に気をつけろ」「後ろ向きになるな」