【西武】病気経験のリリーバー森脇亮介が来季支配下復帰へ強い意欲 背番号28は空き番号のまま
西武の森脇亮介投手(33)が21日までに、来季の支配下登録への復帰に強い意欲を示した。プロ7年目の右腕は「いらない、とチームに言われるまでは高みを目指してやるだけです」と“プロ8年目”への強い思いを口にした。
通算195試合登板のリリーバーは23年7月に突如、右上腕動脈閉塞(へいそく)という病に襲われ、同年オフに背番号127の育成選手に。昨オフの契約更改では「来季ダメならひと区切りに近い状態に」と強い思いを発したものの、今季中は支配下復帰ならず。3軍戦で24試合に投げている。20日の創価大戦では1イニング3奪三振。球団計測で146キロをマークした。独特な投球フォームをややモデルチェンジし、より下半身主導の形へ。出力も高まりつつある。「ここからは僕の本来の配球や間合い、球の使い方を戻していきたいです」と本来の自分を取り戻しに行く。
育成選手ゆえ、もちろん「プロ8年目」のチャンスは球団の判断次第。再契約を経た上で、となる。球団は今季中に育成選手7人を支配下登録させた。森脇が23年までつけた「28」だけは空き番号のままにしている。【金子真仁】