ビリャレアル、クラブ史上最高額の移籍金41億円でチェルシーDFレナト・ベイガ獲得で合意
ビリャレアルが、チェルシーのポルトガル代表DFレナト・ベイガ(22)の獲得で合意したと、クラブの地元紙エル・ペリオディコ・メディテラネオ電子版が20日に報じた。
昨季のスペインリーグを5位で終え、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得したビリャレアルは今夏、ローガン・コスタとウィリー・カンブワラが重傷を負ったことで、センターバックの補強が必須となっている。その状況下、チェルシーとの1週間の交渉の末、昨季後半戦をユベントスで過ごした、身長190センチで空中戦に強い左利きのレナト・ベイガの獲得で合意に至ったとのことだ。
同紙は契約内容について、期間は7シーズン、移籍金は2450万ユーロ(約41億6500万円)プラス出来高500万ユーロ(約8億5000万円)になると説明。しかし、出来高はビリャレアルがスペインリーグと欧州CLに優勝した場合、それぞれ250万ユーロ(約4億2500万円)を支払うという非常に難しい条件になっているという。
また、この金額は21-22年シーズンにボーンマスから2350万ユーロ(約39億9500万円)で加入したオランダ人FWダンジュマ(現バレンシア)を上回り、ビリャレアル史上の移籍金最高額になると同紙は伝えている。
レナト・ベイガはこの後、21日にスペインに移動して契約書にサインし、ビリャレアル加入が正式発表される見込みである。(高橋智行通信員)