ロッテ対楽天 吉井監督(右)から祝福を受けるロッテ山口(撮影・小沢裕)

<ロッテ5-3楽天>◇20日◇ZOZOマリン

ロッテは逆転勝ちを果たした。

先発の種市篤暉投手(27)が6回4安打2失点(自責0)と粘投した。初回に味方失策も絡み、1死一、二塁のピンチを招くと楽天黒川に中前適時打を浴び、先制を許す。4回2死一、三塁では堀内の打球は不運にもボテボテの投前への内野安打となり、さらに点差を広げられたが、その後は落ち着いてアウトを重ねた。吉井理人監督(60)は「今日も変化球多くて球数増えちゃったんですけど、よく6回まで投げてくれた」とたたえた。

打線は山口航輝外野手(25)が今季初の4番起用に応える勝ち越しの3ランを放った。7回2死二、三塁のチャンスで、カウント2-2から西垣の143キロカットボールを左中間のラッキーゾーンへ放り込み、2試合連続、今季4号本塁打をマークした。吉井監督は「いいところで打ってくれました。本当は古謝投手から打てるかなと思って4番にした。リリーバーに球速い子が出てきたんで、山口のスイング合うかなと思った。変化球攻めされて、最後打ったカッターにちょうどあったんだと思います」と話した。

8回には沢村拓一投手(37)が1死満塁のピンチを背負うも、続いて登板した高野脩汰投手(27)が火消しに成功。2点リードの9回には横山陸人投手(24)がマウンドに上がり、今季初セーブを挙げた。吉井監督は「明日から5試合あるんで高野か横山どっちか置いときたかったんですけども、ちょっと沢村があんな感じになっちゃったんで。だけど、そこは本当に高野が頑張ってくれた」とねぎらった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ロッテ】吉井監督「よく6回まで投げてくれた」6回2失点の種市篤暉たたえる