阪神対中日 8回、交代を告げる中日井上監督(撮影・藤尾明華)

<阪神1-2中日>◇20日◇京セラドーム大阪

中日が接戦を制して連敗を4で止めた。阪神戦は9勝8敗。再び勝ち越した。

初回の集中打が効いた。この日「1番右翼」でスタメン出場したブライト健太外野手(26)、田中幹也内野手(24)、岡林勇希外野手(23)の3連打で1点を先制。さらに1死二、三塁とし、中日ジェイソン・ボスラー外野手(31)のショートへの適時内野安打で2点目を奪った。

投げては先発大野雄大投手(36)が好投した。3回、阪神中野拓夢内野手(29)にタイムリーを許したが、丁寧な投球を続けた。6回6安打3三振1四球1失点で、松葉貴大投手(35)と並ぶ、チームトップタイの今季7勝目をマーク。3年ぶりに登板した京セラドーム大阪での連勝を5に伸ばした。

井上一樹監督(54)の主な一問一答は以下の通り。

-先発大野は

ビシャビシャということも別にないんだけども。ゲームを作ってくれている。経験というのが生きている。

-連敗を止めて、上に向けて1歩ずつ

もちろん。だから、いつも言うけど、プロだから沈んでいる場合でもなく、1個勝ったからといってワイワイ言っている場合でもなくっていう話。可能性がある限り、うちの連中もね。もちろん、他の球団だって必死になっているのは見ての通りだし。そこにチャレンジしていくだけ。明日は試合がない。明日はリラックスできるのかなと。広島で明日はみんなを休ませようと思ったけど、ある意味、室内でずっと試合をやってきたから。ちょっと軽く。これからしんどいところもあるけど、持ってるエンジンをもう1回、ちょっと吹かしていこうという話をしたいと思います。

-阪神に再び勝ち越し

たまたまそういう形になっている。それだけです。阪神だけは自信持っていますよってことは…。似たような数字だから、そんなことは口が裂けてもよう言わん。でも、強いチームに対して、臆することなく、という気持ちは持てよとは言っているんで…。ただ、どっかのチームにはものすごく借金を抱えてる訳で、ウチは。何でなんだろうなという原因を追求しながら、残りをやっていかないといけないと思います。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】阪神に再び勝ち越し 井上監督「どっかのチームにはものすごく借金…何で?」/一問一答