新潟矢村健(2025年撮影)

アルビレックス新潟は20日、FW矢村健(28)がJ2の藤枝MYFCに完全移籍すると発表した。

藤枝への2シーズンの期限付き移籍から新潟に復帰した今季は、23試合に出場して4得点を挙げていた。しかし徐々に出番は減少。直近は試合終了間際の途中投入が続いていた。

矢村はクラブを通じてコメントした。以下全文。

このたび、藤枝MYFCに移籍することになりました。J1残留に向けて、力になりたい気持ちはすごくありました。

なんとしてもアルビでという想いで、今季は期限付き移籍から復帰しましたが、なかなかチャンスを掴みきれず、力になりきれなかったことをとても悔しく思います。

大学在籍時から特別指定としてチームに加わり、期限付き移籍していた時期も含めて約6年半、経験豊富な選手をはじめ、コーチングスタッフやクラブに関わる多くの方々から、たくさん可愛がってもらえたことに感謝しています。

皆さんのおかげで、いろいろなことを学び、また成長することができました。ありがとうございました。

アルビレックス新潟の選手としてビッグスワンに初めて立ったとき、ゴールを決めたとき、そして、勝ったときの歓声と高揚感は一生忘れることはありません。何よりも、苦しいときも熱い声援を送り続けてくれるサポーターの皆さんは、新潟にとっての誇りだと思っています。

アルビレックス新潟でプロキャリアをスタートできたことを幸せに思います。理想的なお別れではありませんが、全力で闘ってきます。本当にありがとうございました。

▼中野幸夫社長(70)コメント

このたびの第2登録期間(ウインドー)におきまして、当クラブでは7選手を獲得し、今シーズン当初から新潟のために戦ってくれている選手たちとともに、J1リーグへの残留を勝ち取ることを目標に据えております。もちろん、矢村選手もそのメンバーの一人として考えており、当クラブとして最大限の慰留に努めましたが、選手の強い意志を尊重し、移籍を受け入れました。

現在、当クラブとして最低限の目標に掲げております、J1リーグへの残留に向けて、どの選手も全力を注ぐ決意を示しており、大変心強く感じています。登録期間は終了となりますが、当クラブは引き続き新潟のために戦う選手、監督・スタッフのサポートを継続してまいります。

サポーターの皆様には、目標に向かって勇ましく歩んでいるトップチームに、これまで以上の温かいご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【新潟】矢村健がJ2藤枝へ完全移籍「理想的なお別れではありませんが、全力で闘ってきます」