【阪神】栄枝裕貴が先発マスクで初勝利 正捕手へのポイントは?「もっと学ぶ必要がある」
日刊スポーツ 2025年08月20日 11:35:02
<阪神-中日>◇20日◇京セラドーム大阪
阪神栄枝裕貴捕手(27)にとって19日の中日戦は悲喜こもごもの1日だった。
今季3度目の先発マスクでプロ初の2安打。3年ぶりの打点など打撃面で期待通りにポテンシャルの高さを示した。
守っても緊急登板で調子がよくないジェレミー・ビーズリーを3失点で粘らせたが、同点の6回から坂本誠志郎捕手(31)と交代した。
栄枝は「やっぱり、途中で代えられているので。最後まで出してもらえるように、プレーとか、声かけとかをもっと学んでいく必要があると思う」と満足感は口にしなかった。
前回スタメンだった7月31日、ルーキー伊原陵人(25)と組んで試合をつくれなかった。その反省から「出るからには思い切ってやろう、守備も打撃も攻める、自信を持ってプレーしようと決めていた。引いてしまったら、好結果は生まれないと思った」といつもとは違う心持ちだったという。
先発マスクをかぶった試合でチームが勝ったのは今季3試合目で初めて。第3捕手からの脱却へ、すべての経験が血肉になる。
情報提供元: 日刊スポーツ