ロドリゴ出番なし、Rマドリードのシャビ・アロンソ監督「戦力に考えている、まだ1試合だ」
<スペインリーグ:Rマドリード1-0オサスナ>◇19日(日本時間20日)◇第1節◇サンティアゴ・ベルナベウ(マドリード)
レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督(43)がオサスナ戦後、「戦力に考えている」と出場時間を与えなかったブラジル代表FWロドリゴについて明言した。
Rマドリードは19日にホームで行われたスペインリーグ開幕戦でオサスナと対戦した。相手の堅固な守備に苦しむ中、後半6分にエムバペが自分で獲得したPKを決め、チームは1-0で勝利した。この試合後、シャビ・アロンソ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えている。
シャビ・アロンソ監督はオサスナ戦について、「良い点も改善すべき点もあった。道のりは長いが、チームは組織的にプレーできた。アタッキングサードで冷静さを欠き、決定的チャンスを作るのに苦しんだが、チームは今後も改善され、リズムを掴んでいくと確信している。まだ調整段階だが、勝利は安心感を与えてくれる」と感想を述べた。
ホームデビューを飾った新戦力の4人(アレクサンダー=アーノルド、ハイセン、カレーラス、マスタントゥオーノ)については、「彼らはこのユニホームやベルナベウに足を踏み入れることを苦にしていなかった。良いパフォーマンスを発揮し、的確なプレーをしてくれた。華々しくはなかったが、直向きにプレーし、ミスをせず、緊張していなかった。フランコ(マスタントゥオーノ)はチームに良いエネルギーをもたらしてくれた。我々はこの後、次の試合に向けて準備する必要があるが、ポジティブな面が見られた。そして私はこの新しいベルナベウに戻ってこられたので本当に嬉しいよ」と言及した。
18歳の若きアルゼンチン代表MFマスタントゥオーノについては、「いい印象だ。貢献できると思っていたし、良い時間を過ごした。準備万端で、意欲に溢れていたよ。時に感情が努力を上回ることもある。良い影響を与えてくれた」とポジティブに捉えていた。
また、シャビ・アロンソ監督は起用しなかったロドリゴについて、「何も起こっていない。クラブワールドカップは大会の性質上、別の状況だったが、それは過去のものにできる。大事なのは今シーズンだ。彼を戦力に考えている。まだ1試合だ。あまり先のことを考えるべきではない。今日は試合での私に判断によるものだ」と説明した。(高橋智行通信員)