【ロッテ】2試合連続失点の益田直也に吉井監督「今の感じではクローザーはきつい」
<ロッテ3-4楽天>◇19日◇ZOZOマリン
ロッテは土壇場で同点に追いつかれ、接戦を落とし借金は今季最多の「26」に膨らんだ。3-2の9回に益田直也投手(35)が先頭打者に四球を許し2死三塁から辰己に左前適時打を浴び、勝利目前の試合を振り出しに戻された。
2試合連続で失点した益田について吉井理人監督(60)は「打たれたくない気持ちが強すぎて、結果的に悪い流れのピッチングになっている」と分析。通算250セーブまであと「2」に迫るが「チームは勝ち目指してみんなでやってるので、彼の個人記録だけでやってるわけではない。結果はああなってしまうんですけど内容が今は引いている。戦う気持ちの強さが出てくるのをちょっと待たなきゃいけない」と話した。さらに、配置転換については「真っすぐ強くなってきてるんですけど、本人の中ではしっくりきてないから、多分あそこで投げられないと思う。それが投げられるようにならないと、今の感じではクローザーはきつい。これからピッチングコーチと話して考えます」と語った。
先発の木村優人投手(20)は6回5安打2失点と好投。指揮官は「見た中で1番悪かったんですけども、なんとか6回まで持ってくるっていうのは、ピッチングのうまさも持ってる」と評価した。
打線は山口航輝外野手(25)が2点ビハインドの2回に今季3号の右中間同点2ランを放つと、寺地隆成捕手(20)が3回無死一、三塁のチャンスで遊ゴロを放ち3点目を奪った。だが、中盤以降追加点を奪えず、吉井監督は「いい感じで逆転して、その後も追加点のチャンスがあった。そこをまた取れるようになればチームも波に乗ってくると思う」と切り替えた。