【とっておきメモ】阪神井坪陽生、入団前から意識の3年目に初安打 オフ帰省時に違っていた顔つき
日刊スポーツ 2025年08月20日 11:00:06
<阪神5-4中日>◇19日◇京セラドーム大阪
阪神井坪陽生外野手(20)は今年、顔つきが違った。
2軍では1年目の23年に93試合で打率2割4分8厘の3本塁打、2年目の昨季は105試合で2割7分5厘の2本塁打。勝負の3年目へ準備を進める、オフの帰省中、久しぶりに息子の顔を見た父英彦さん(57)が「大事な年だというのが本人の中にある」と感じるほど、内なる闘志が燃えたぎっていた。
「3年目までに体をしっかり作って、3年目に1軍でレギュラーをとれる選手になりたい」
入団前からこだわってきたシーズン。年末年始も休むことなく、毎日欠かさずジムなどで汗を流した。
実家に帰っても脂っこいものを避けるなど、食事や体調管理を気にするように成長した。父はそんな次男からLINEで1軍合流の連絡を受け「チャンスをものにしてほしい」と手を震わせながら中継の画面を凝視。シーズン残り33試合。まだまだ親孝行はこれからだ。【阪神担当=塚本光】
情報提供元: 日刊スポーツ