DeNA対広島 3回表広島1死満塁、小園の二ゴロで生還した床田を迎える新井監督(撮影・野上伸悟)

<DeNA1-3広島>◇19日◇横浜

広島がモンテロの決勝弾でDeNAとの接戦を制した。

同点の9回。1死一塁からDeNA入江が5球連続真っすぐをファウルにし、6球目フォークを左翼席に運んだ。今月だけで5本目となる8号2ランが決勝弾となった。先発床田は3回まで毎回先頭の出塁を許しながらも、2回に犠飛で許した1失点にしのいだ。4回以降は立ち直り、7回まで114球を投げ切った。8回に2番手として登板し、無死一、二塁を切り抜けた島内が3勝目。9回を締めた森浦が6セーブ目を手にした。3位DeNAの連勝を止め、ゲーム差を3に縮めた。試合後の新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。

-モンテロ選手が9回に決勝弾

新井監督 本当、最高のホームランだったね。

-真っすぐを続けてきた中でフォークを捉えた

新井監督 最後フォークが甘く入ったのかな。真っすぐがいいピッチャーだし、羽月を代走に出していたから真っすぐが多くなるというところ。(2球で)追い込まれてからも強い真っすぐに何とか粘って、最後に甘いフォークを捉えたナイスバッティングだったと思います。

-試合を決める1発が目立つ

新井監督 いいホームランを打ってくれている。8月だけで5本くらい打っているでしょう。やっぱりパワーというのは彼の最大の魅力。

-打球が上がってきた要因は

新井監督 もともとパワーはある。自分の捉えられる確率が上がってきていると思う。だから、勝手に角度がついている。

-先発床田は苦しんだ立ち上がりを1失点でしのいだことで調子を上げた

新井監督 当たっている打者が多い中で、粘って粘って、最少失点でよく抑えてくれたと思います。ナイスピッチングだった。トコ(床田)が粘ってくれたからこういう試合になったと思うし、後をうけた投手もよく頑張ったと思います。

-島内投手もピンチは招いたが、無失点に

新井監督 タフな打順だったけど、しっかり抑えてくれた。それで流れがグッときたと思います。

-8回1死一、二塁から三塁佐々木選手は三塁を踏む選択

新井監督 あれは好判断だった。(二塁走者には)代走が行っていたし、うしろの(一塁)走者がオースティンだったので冷静に処理をした。周りが見えているよね。オースティンが二塁走者になるから、外野もちょっと下げられて守備範囲も広がる。そういうのも頭に入って、冷静に三塁ベースを踏んだんだと思います。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】新井監督、7回1失点の床田寛樹に「粘ってくれたからこういう試合になった」/一問一答