阪神対中日 5回表中日1死一、三塁、中野はチェイビスの打球を好捕する(撮影・上田博志)

<阪神-中日>◇19日◇京セラドーム大阪

阪神中野拓夢内野手(29)が瞬時のカバリングでチームを救った。

3-3の6回。1死一塁から一塁走者の上林誠知外野手(30)がスタート。捕手からの二塁送球が滑り込んだ上林の体に当たり、遊撃方向にコロコロと転がった。

二塁ベース後方でカバーに入っていた中野は、無人のエリアにボールが転がったのを見ると、すぐに全速力で追いかけた。三塁に向かう上林と競走のような形になった。

遊撃の定位置あたりで追いつくと、ベアハンドでつかんで、ランニングスローで三塁ベース上にストライク。ぎりぎりのタイミングで上林をしとめた。

球場内は感嘆するようなどよめきが充満した。

セーフなら1死三塁のピンチだったが、ここを無失点でしのいだ。

中野は5回にも飛球をダイビングキャッチしていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】中野拓夢がスーパーカバーでピンチ救う それた球を走ってベアハンド送球 ピンチ脱出