【甲子園】県岐阜商・横山温大「野球をやっていてよかった」初回の好守備に「気持ちのいい歓声」
日刊スポーツ 2025年08月19日 17:59:25
<全国高校野球選手権:県岐阜商8-7横浜>◇19日◇準々決勝
公立唯一の8強・県岐阜商が、延長11回サヨナラ勝ちで、今春覇者横浜を破った。16年ぶり4強入りと公立勢は19年夏の明石商(兵庫)以来の4強となった。
生まれつき左手の指を欠損する横山温大外野手(3年)は「7番右翼」で先発出場。守備で、初回にピンチを救った。
2死二塁で横浜4番奥村頼の右翼線への痛烈な打球を追い、背中を本塁側に向けたまま捕球。右投げながら、右手につけたグラブで打球を離さなかった。好プレーに場内は大きな歓声と拍手につつまれた。「とても気持ちのいい歓声だった。『野球をやっていてよかった』と思えた」。
攻撃では5打数1安打。今大会初戦から4戦連続安打だ。1-0の4回2死一塁で横浜の豪腕・織田の初球を捉えて、左前打をマークした。「速球をシャープに打つイメージで逆方向に打てた」と見事に対応してみせた。
情報提供元: 日刊スポーツ