【横浜】宮市亮、デービッドとの新たなホットラインに手応え「すごくやりやすいです、常に笑顔」
横浜F・マリノスFW宮市亮(32)が元気いっぱいだ。19日、次節のFC町田ゼルビア戦に向けて横須賀市内で炎天下の中、トレーニングに励んだ。
前節16日のアウェー清水エスパルス戦(3-1)では左ウイングで起用され、フル出場を果たした。持ち前の攻撃力に加え、強度の高い守備も見せつけ勝利に貢献している。
18位と低迷している中「僕個人というよりはも、チームとして何とかしないといけないっていう試合でしたし、みんな集中して試合の入りから良かった。新加入の選手もスタートで起用されてすごい気合が入っていたと思いますし、本当に仕留めるところで仕留めてくれたなっていう試合だった」。
多くの選手が足をつる中、最後までやり切ったことは自信になった様子で「(FWでフル出場は)久々っすね。不思議ですね。90分やれて良かったと思います」と笑顔で振り返った。
ウイングのエウベルが鹿島に移籍し、ヤンマテウスの退団も決定的とあって、宮市に懸かる期待は大きい。
「どのポジションで出ても自分のやることをしっかりやるだけだなと思います。いろんな動揺とかあるかもしれないですけど、ここに残っている僕らは本当にマリノスのためだけに毎日、全力を注いでいる。それは変わらず誰が抜けようと自分の与えられた役割を全うしたい」
清水戦で得点したFWデービッドはスピードがありDFラインの背後を取る動きが巧みで、宮市との連係もかみ合った。新たな「ホットライン」に手応えは十分だ。
「すごくやりやすいです。ボールが出てこなくてもまた動き直してくれますし。明るい性格で常に笑顔で。もっともっとという要求を練習の時からしてくれるので、そういう前向きなところが彼のゴールにつながったと思いますし、すごく自分もうれしい」
常にポジティブな“横浜の太陽”の言葉通り、チームは降格圏脱出へ強い意欲に満ちあふれている。
「僕たちはもう目の前の1試合、1試合。その目の前の練習の1セッション、1セッション、それに全力を注ぐだけかなと思います。結果は本当に後から付いてくると思っています」
炎天下に負けない宮市の思いは、チームがまさに共有するところだろう。