【阪神】先週のMVP&今週の展望 主軸トリオ「勝負強さ」争い注目、前後打つ打者の働きもカギ
各チームの現在地を紹介します! 球団別に担当記者が選んだ先週のMVP、今週の見どころ、入れ替え&2軍情報、広報情報をお届けします。
【阪神】
<先週のMVP>村上が完全アウェーの東京ドームで完封勝利を挙げた。「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」と銘打たれた16日巨人戦に先発。オレンジ色に染められた球場で、9回2安打完封勝利を決めた。自身2年ぶりとなる10勝目となった。前日15日の同戦では4点リードをひっくり返され逆転負け。相手打線に主砲岡本も戻るなど、一気に流れを引き渡しそうな一戦でピシャリと封じ込めた。【波部俊之介】
<今週の見どころ>主軸トリオの「勝負強さ」の争いにも注目だ。勝利打点ランキングで3番森下が16、4番佐藤輝が15、5番大山が11とリーグ上位を独占。爆発的な得点力があるわけではないが、試合の勝負どころを逃さない攻撃ができている証拠。各打者の役割が明確になっている。大山は得点圏打率がトータルの打率よりもかなり高い。3人の前後を打つ打者の働きもカギを握りそう。
<入れ替え&2軍>岩崎が12日、最短10日で1軍に復帰した。腰の疲労で2日、3年ぶりにシーズン途中で出場選手登録抹消。実戦登板せず2軍施設で調整した。17日巨人戦の9回、1日ヤクルト戦以来の登板。1回無失点で、今季24セーブ目を挙げた。湯浅が17日に同抹消。藤川監督は「去年そこまで試合数を投げていないので、少しずつレスト(休息)を取りながら」と説明した。
<広報情報>9月19日DeNA戦(甲子園)の始球式で阪神OBのトーマス・オマリー氏(64)が打席に立つことを発表した(投手はタイガースアカデミー生)。また、1日の2軍戦で顔面死球を受け、「下顎骨折整復固定手術」を受けた百崎蒼生内野手(19)が13日、兵庫県内の病院を退院した。