名門アヤックスの「背番号4」板倉滉が新天地デビューも後半途中に負傷交代
<オランダリーグ:ゴーアヘッド・イーグルス2-2アヤックス>◇17日◇第2節◇デーフェンター
オランダ1部リーグで、ドイツ1部のボルシアMGからアヤックスに加入したDF板倉滉(28)が、アウェーのゴーアヘッド・イーグル戦に右センターバックで先発し、新天地デビューを果たした。だが、後半30分過ぎに相手の突破を防ごうとした際に足を痛めてピッチに座り込み、そのまま途中交代した。
3シーズンぶりのオランダ1部リーグ。背番号4を着けてプレーした板倉は序盤から守備で奮闘した。前半10分に相手の低いクロスをスライディングでクリア。同16分にも体を投げ出して相手のシュートをブロックした。アヤックスの背番号4といえば、ライカールト、シードルフ、ロナルド・クーマンらレジェンドが背負った番号。ファンからも熱い期待が寄せられる。
ただ、チームは前半3分にMFクラーセンのゴールで先制した後は押し込まれる展開となり、同21分にセットプレーから追い付かれると、同44分にはショートカウンターを食らって勝ち越しを許した。それでも前半終了間際にセットプレーから同点に追い付いた。後半に入ってもチームとしてまとまりを見せる昨季7位のゴーアヘッド・イーグルスに苦戦。そのまま2-2で引き分けた。
板倉はJリーグの川崎フロンターレやベガルタ仙台でプレーし、フローニンゲン(オランダ)やシャルケ(ドイツ)を経て22年にボルシアMGに加入した。今季はシーズン後にワールドカップ(W杯)北中米大会が控える中、4度の欧州制覇を誇る強豪に移籍。24-25年シーズンにリーグ2位となり、今季は欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場する。