ドジャース対パドレス 力投するドジャース先発のスネル(撮影・垰建太)

<ドジャース6-0パドレス>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム

ドジャースのブレーク・スネル投手(32)が相棒の歴史的好守もあり、6回を無失点で今季3勝目をマークした。

1回先頭のフェルナンド・タティス外野手(26)に右前打を浴びるも、ウィル・スミス捕手(31)が二盗を阻止。それでも続くルイス・アラエス内野手(28)とマニー・マチャド内野手(32)も連打を浴び、不穏な空気が漂った。パドレスは2死一、二塁から重盗を敢行。スミスは三塁へ好スタートを切ったアラエスではなく、スタートを遅らせていた一走マチャドを刺すため二塁へ送球してアウトにした。

2回も先頭ザンダー・ボガーツ内野手(32)に出塁を許したが、スミスがまたしても二盗を阻止。スネルはここから波に乗り、3回から3イニング連続の無安打ピッチングで、6回2死一、三塁のピンチも切り抜けた。

2度のサイ・ヤングを獲得したスネルは、地元放送局「スポーツネットLA」のインタビューで「ウィルが良い仕事をしてくれた。2回まで彼が3アウト、僕が3アウトで競い合っている感じでした」と、笑みを見せてスミスに感謝した。

パドレスは21年から3シーズンプレーした古巣。「積極的に盗塁を仕掛けてきて驚きました。彼らは私をよく知っていますからね。何を狙っていて、どう動いてくるのか。試合中に学んで対応しました。それは『リスペクト』だと思います。お互いにリスペクトがあるからこそだと思います」と語った。

今季は5試合に登板して3勝1敗、防御率1・80とした。試合開始から最初の4アウトのうち、3アウトを盗塁を刺して奪った捕手は1920年以降でスミスが3人目。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 「お互いにリスペクトがあるからこそ」スネルが古巣パドレスの足攻めも3勝目 相棒が歴史的好守