【甲子園】仙台育英4番の川尻結大「『人生は敗者復活戦』。見つめ直して、どんな時でも長所を」
日刊スポーツ 2025年08月17日 12:32:05
<全国高校野球選手権:沖縄尚学5-3仙台育英>◇17日◇3回戦◇甲子園
仙台育英(宮城)の4番・川尻結大(ゆいと)捕手(3年)が目を真っ赤にしながら、敗戦の悔しさを募らせた。
延長タイブレークの熱戦に敗れ、2年ぶりの8強進出を逃した。チームが挙げた全3得点はいずれも自らの打棒から。3安打3打点と気を吐いたが、同点の9回2死一、二塁で沖縄尚学・末吉の直球に詰まらされ三ゴロに倒れ「あそこでヒットが出れば」と言葉を詰まらせた。
バッテリーを組んだ先発の吉川陽大投手(3年)は延長11回151球の完投だった。「吉川を助けたいなと思っていた。相手をみながら、いいボールを引き出そうと思っていました。高校1年からキャッチャーを始めて、自分を高めてくれた吉川に感謝したい」とかみしめた。「須江先生にも『人生は敗者復活戦』と言われているので、もう1回自分を見つめ直して。常日頃から自分の長所を伸ばしてやってきたので、どんな時でもその長所を引き出せるようにしたい」と前を向いた。
情報提供元: 日刊スポーツ