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過去の暴力事案を巡って大会途中に出場辞退した広陵(広島)が16日、同校HPに「本校及び本校の生徒に関するご指摘について」と題した声明を発表した。根拠や正当な理由を欠く同校の学校関係者に対しての名誉毀損(きそん)などについては「法的措置を含めて対処いたします」と表明した。

全文は以下の通り。

本校硬式野球部に関し、これまで調査により認定し公表しております部員間の暴力を伴う不適切な行為につきましては、改めて調査を予定しております。また、本校は、硬式野球部の指導体制の抜本的な見直しを図るべく検討をしております。現在、第三者委員会などで調査していただいている事案につきましては、全面的に協力してまいります。

なお、学校運営に関するご批判は謹んでお受けし、真摯に取り組んでまいりますが、現在、SNS等で発信されている画像や投稿の中には、事実と異なる内容、憶測に基づく投稿、生徒及び職員の写真等を報道等から盗用した投稿、関係しない生徒への誹謗中傷も見受けられます。このような行為は、生徒の人権と学校の教育環境に深刻な影響を与えるものであり、決して容認されるものではありません。

本校は、根拠または正当な理由を欠く名誉毀損や学校、職員及び生徒に対する加害行為の予告・煽動等に対しては、生徒及び職員の名誉と安全を保護するため、法的措置を含めて対処いたします。

また、本日付けで文藝春秋社による「文春オンライン」の記事において、2015年に本校に入学し硬式野球部に所属したA氏の訴えに基づく記事が掲載されております。本校は、2025年8月9日に文藝春秋社からこの件についての問い合わせをいただき、当時の記録及び関係者に再確認を行ったうえで同月12日に回答を差し上げております。しかし、本校が回答した内容は、有料記事部分に要約が記載されているのみですので、誤解を避けるため、A氏が怪我をされた事象に関する本校から文藝春秋社への回答の概要を別紙のとおり公表させていただきます。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 甲子園辞退の広陵 学校関係者への名誉毀損などに「法的処置含め対処」と声明発表/全文