上田綺世(2025年3月撮影)

<オランダリーグ:エクセルシオ1ー2ル-フェイエノールト>◇16日◇第2節◇ロッテルダム

フェイエノールトのFW上田綺世(26)がアウェーのエクセルシオール戦でフル出場し、開幕2試合連続ゴールを決めた。チームは2-1で逆転勝ちし、開幕2連勝とした。同僚のDF渡辺剛(28)はセンターバックでフル出場した。

上田が反撃ののろしを上げた。前半9分に先制を許したが、0-1の同22分にGKがはじいたこぼれ球に鋭く反応し、頭で押し込んだ。勢いを取り戻したチームは同34分に上田がゴール前に走り込み、その動きで生まれたスペースでパスを受けたMFスタインのゴールで逆転した。

9日の開幕節NACブレダ戦でもこぼれ球に素早く反応して右足でゴール。「どこにこぼれてきてもいいように準備していた。反射的にうまく体を寝かせてミートできた」。来年6月に開幕するFIFAワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で活躍が期待される日本代表FWは、この日も抜群の嗅覚を発揮した。

オランダの強豪に加わって3シーズン目。これまではけがに苦しんだだけに「けがなくプレーし続け、チームにいい結果をもたらしたい」。これで上田の得点試合は加入後、欧州チャンピオンズリーグ(CL)を含めた公式戦で15戦全勝。今季はチームのエースFWとして順調に滑り出した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 フェイエノールト上田綺世が開幕2戦連発 加入3シーズン目、得点試合でチームは15戦全勝に