【札幌】柴田新監督の初陣飾れず「前半の入りが…」15戦ぶり完封負け 選手は危機感を口に

札幌対秋田　選手に指示を出す札幌柴田新監督（撮影・黒川智章）

＜明治安田J2：札幌0－2秋田＞◇第26節◇16日◇プレド

北海道コンサドーレ札幌は柴田慎吾新監督（40）体制での初陣を勝利で飾れなかった。

ホームでブラウブリッツ秋田に0－2で敗れ、4月25日第11節RB大宮アルディージャ戦（0－1）以来15戦ぶりの完封負け。前半36分と後半19分にミドルシュートを決められた一方、前半に放ったシュートはたった2本。柴田監督は「勝てなかったことが全て。前半の入りのところが個人的にはこのゲームの行く末（を決めた）」と振り返った。

守備の乱れによる2失点。指揮官は「とがめられない」と責めなかったが、フル出場したDF浦上は2失点目に絡み「非常に悔しいし、責任を強く感じる。今日は僕がゲームを壊してしまった」と反省した。

前節長崎戦をもって岩政大樹監督（43）が解任され、新体制始動からまだ5日目。FW白井は「切り替えていたつもりだけど、大樹さんには申し訳ない。結局やっているのは自分たち。それで監督が全て責任を取る世界」と話す。浦上は「僕たちはもう後がない状況。日々の練習から後がないってマインドで」と危機感を口にしていた。【保坂果那】