大谷翔平、チーム打撃徹して逆転勝利呼び込む「みんな集中、とても良い野球」ロバーツ監督
<ドジャース3-2パドレス>◇15日(日本時間16日)◇ドジャースタジアム
ドジャースがパドレスとの直接対決3連戦に先勝し、ナ・リーグ西地区で同率首位に並んだ。大谷翔平投手(31)は、チーム打撃に徹して逆転勝利を呼びこんだ。0-1の3回無死満塁。カウント2-2から外角ボールゾーンへ外れる直球を引っ張り、一、二塁間へゴロを放った。一塁走者は二塁で封殺されたが、三塁走者が生還して同点。二塁走者も三塁へ進んだ。
大谷個人の打撃結果としては併殺崩れの二塁ゴロだが、同点の進塁打で役割を果たした。手をたたき、うなずきながら一塁に戻ったのは、個人成績よりチーム成績を重視している証し。続くベッツの中犠飛で勝ち越しに成功。ロバーツ監督は「みな集中していて、とても良い野球をした」と、接戦での試合運びを評価した。大谷は8月初の無安打で連続試合安打こそ12でストップしたが、チームは連敗を4で止め、逆にパ軍の連勝を5で止めた。
ド軍はあと1勝すると、今季のカード勝ち越しを決め、最終的にパ軍と同率で並んだ場合に順位決定のアドバンテージを得る。来週末にも直接対決3連戦が組まれる中、実質2勝分の価値を得る。6回1失点で7勝目のベテラン左腕カーショーは「この10日間で地区優勝が決まるわけではない。しかし、大きな影響を与えると分かっている」と勝負どころと引き締めた。