打撃練習を終え笑顔の中田(中央)。左は菊池、右は坂本(2017年3月撮影)

広島菊池涼介内野手(35)が、引退を発表した中日中田翔への思いを語った。

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「年齢的にも、年数的にもそういうふうになって来るころだと思う。同級生として、しのぎを削ってきた仲。LINEや食事をしたときには“まだ行けるっしょ”という会話もして来ました。覚悟を持って、今年に臨んでいたと思うし、自分で決めたこと。僕もいつかそういうときが来るが、感慨深いものもある」

高卒と大卒でプロ入り時期は違ったものの、同学年。広島出身の中田とは、プロ入り後に広島を拠点にしたこともあり「あれよ、あれよと仲良くなった」と笑う。17年WBCではともに日本代表として戦い、プライベートでは家族ぐるみの付き合いがあるほど親交が深い。「どこか波長が合うし、似たようなところもあった。お母ちゃんもウエルカムだし、僕も土足で踏み込むようなタイプだったけど、受け入れてくれた」。日本ハム時代には北海道の中田宅に招かれることもあった。広島では中田母とも何度も食事をした。報道陣の前ではあまり多くの思い出を語ろうとしなったが、会見前には本人と中田の母に連絡。直接、菊池の思いを伝えていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】菊池涼介が引退発表の中日中田翔に感謝「どこか波長が合うし、似たようなところもあった」