【阪神】大山悠輔、先制2ラン空砲も7年連続規定打席到達「今日の反省、明日は勝利へ」
<巨人6-5阪神>◇15日◇東京ドーム
阪神大山悠輔内野手(30)が先制2ランを放ったが、空砲となった。0-0の4回。先頭の4番佐藤輝が四球で出塁し、無死一塁で打席に入った。巨人先発山崎の甘く入った142キロフォークを捉え、打球は虎党が待つ左翼ポール付近のスタンドへ。「(伊藤)将司が頑張ってくれていたので、先制点をとることができて良かった」。今季7号のアーチをかけた。
5回の第3打席が今季443打席目。この試合で7年連続でシーズン規定打席に到達した。プロ3年目の19年から継続。阪神では前試合までに近本、中野、森下、佐藤輝が到達済み。主に1~5番を打つ主力5人が早くも8月中旬で節目を超えた。セ・リーグで他には中日岡林のみ。首位を独走するチームの打線の安定感が数字にも出ている。
5回の打席では中前打で、3試合ぶりのマルチ安打。2安打2四死球として、全4打席で出塁。今季の巨人戦は、セ球団でカード別最高となる打率3割8分4厘を記録。相性の良さを発揮した。「あしたは勝ちにつながる試合にしたい。きょうはきょうでしっかり反省して。全員で勝てるように頑張ります」。長嶋さんがつけていた巨人の永久欠番、背番号「3」を背負う虎の5番打者が猛虎を引っ張る。【塚本光】