巨人対阪神 1回表阪神無死、近本は左前打を放つ(撮影・浅見桂子)

<巨人-阪神>◇15日◇東京ドーム

阪神近本光司外野手(30)が初回に1安打を放ち、今季130安打に到達した。

1年目から7年連続でシーズン130安打は史上2人目。6月3日に91歳で亡くなった巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんの12年連続に続く記録だ。

近本が歩む記録の道は、不思議と長嶋さんに縁がある。18年ドラフト1位で大阪ガスから入団。19年にいきなり159安打を放ち、長嶋さんのセ・リーグ新人記録を61年ぶりに更新。

昨年は、入団6年目までの通算安打で長嶋さんが持っていた最多記録を超えた。

また長嶋さんは入団から6年連続で打撃タイトルを獲得。打率、安打、盗塁でトップを走る近本が今年も打撃タイトルを獲得すれば7年連続で最長になる。

近本は「毎年、長嶋さんと比較されるのはすごく光栄なこと。ヒットという部分だけですけど、毎年その記録に挑めるのはすごくモチベーションになっている。これからも1つ1つ積み重ねていきたい」と話している。

偶然にも巨人戦での達成となった。16日の試合は追悼試合として開催される。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】近本光司が入団7年連続の130安打 長嶋茂雄さん以来2人目 ミスターと記録の縁続く