梨田昌孝氏「自分を強く見せることはあるが、本当は非常に繊細」引退表明の中田翔をねぎらう
日刊スポーツ 2025年08月15日 18:35:33
中日中田翔内野手(36)が15日、今季限りで現役を引退することを表明した。中田が日本ハムに入団した当時の指揮官である梨田昌孝氏(72=日刊スポーツ評論家)が教え子にねぎらいの言葉をかけた。
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▽日本ハム監督に就いた初年度が、高校からプロ入りした中田の1年目だったので思い入れが強い選手の1人です。一塁はいつでもできるので、いきなり三塁を守らせました。自分を強く見せることはありますが、本当は非常に繊細です。歌も驚くほどうまい。4年目(11年)は開幕から19打席ノーヒットでも使い続けたし、その年の中日戦(5月25日・ナゴヤドーム)でプロ初の4番にも起用しました。広い札幌ドームで30本塁打をクリアするのだから大したものでした。巨人から中日に移籍しましたが、もともと体のしなりでなく、腕力で打つタイプなので、ホームランの出にくいバンテリンドームでは苦労したと思います。前日14日夜に引退の連絡を受けました。今後も前向きに野球界に貢献してほしいと願っています。
情報提供元: 日刊スポーツ