【甲子園】東洋大姫路・岡田監督「彼の経験値とマウンド度胸も含めて」復帰阪下漣の起用意図説明
<全国高校野球選手権:東洋大姫路8-4花巻東>◇15日◇2回戦
東洋大姫路の岡田龍生監督が、右肘故障から復帰登板を果たした阪下漣投手(3年)の起用の意図を説明した。
4点リードの9回無死2塁のピンチで今春の選抜以来の実戦マウンドに上がり、見逃し三振、空振り三振、遊ゴロに抑える好内容を見せた。
岡田監督は「(先発の)木下が最後にかなりへばっていたんで、どうしようかなと思って。ブルペンで受けている峰松に『どう?』と聞いたら、阪下がストライクゾーンにボールが来ていて、球威もいつも以上にあると言うから。僕は客観的に見て、投げられるか、投げられないかで判断している。峰松の意見も参考にしながら、彼の経験値と去年からあれだけ投げてきたマウンド度胸も含めて阪下でいこうと」と自信を持って送り出し、阪下が期待に応える11球の完璧リリーフで締めた。
岡田監督は「一生懸命にやり、コツコツここまで頑張ってくれた」とたたえ、「球威はちょっとまだそこまで出てないが、70、80%くらいちゃいますか。短いでイニングで放ってくれると助かる」とさらなる期待を寄せた。