【阪神】石井大智、次回登板無失点でNPB初の40試合連続 15日からは巨人3連戦「すごく大事」
阪神石井大智投手(28)がいよいよ前人未到の域に足を踏み入れる。13日広島戦では2点リードの9回1イニングを3奪三振で無失点。西武平良に並ぶプロ野球記録の39試合連続無失点を達成した。
次回登板ではNPB新記録の40試合連続無失点がかかる。無失点の意識は「もちろん変わりません」。次戦に向けて「自分のコンディションをしっかり整えていい準備をしたい」と自然体を強調した。
最後に失点したのは4月4日巨人戦(東京ドーム)。かれこれ4カ月以上も失点しておらず、今季は42試合登板で驚異の防御率0・21だ。中継ぎ投手として初のMVPを受賞した11年の中日浅尾投手コーチは防御率0・41(79試合登板)。時代や登板数、投球イニングに違いがあり、単純に比較はできないが、レジェンド右腕に匹敵する活躍を続けている。
15日からは敵地で「伝統の一戦」に臨む。東京ドームでの巨人3連戦は今季ラストとなる。チームは2位巨人に12ゲーム差をつけているが、この3連戦で一気に突き放しておきたいところ。「巨人さんとの3連戦がすごく大事になる。チームが勝てば十分」と冷静にマウンドに上がる。
すでに藤川監督が現役時代にマークしていたセ・リーグ記録の38試合連続無失点は塗り替えた。さらに日本記録まで塗り替えてしまうのか。猛虎の無双リリーバーから目が離せない。【塚本光】