特別練習を行った津田学園ナイン(撮影・宮崎幸一)

<全国高校野球選手権>◇14日◇2回戦3試合

次戦が不戦勝となる津田学園(三重)が、第3試合終了後に異例の「甲子園練習」を行った。本来はこの日の第4試合で広陵(広島)と2回戦を予定していたが、過去の暴行事案で対戦校が出場辞退。次の3回戦(17日)まで日にちが空くため日本高野連が同校の意向を聞いた上で、試合と同じ時間帯に1時間実施。シートノックや実戦形式の打撃練習が行われ、練習終了後にはナインが横一列になって校歌を熱唱した。

佐川竜朗監督(47)は「不戦勝という形にはなるんですけど、我々にとっては2回戦が壁だったので。校歌を歌ってリセット」と気持ちを切り替えた。初戦の叡明戦で138球の完投勝利を収めた桑山晄太朗投手(3年)は「間隔が空いて体力回復の時間が取れた」と前向きに捉え、春夏連続優勝を狙う横浜との次戦に向けて「打線も投手も隙がない。食らいついていき、しっかり勝ってまた校歌を歌いたい」と意気込んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】不戦勝の津田学園が校歌熱唱で甲子園練習締め!佐川監督「歌ってリセット」次は横浜戦