【湘南】主力移籍、守備崩壊…山口智監督「情けなさ、悔しさ反骨心」巻き返しへ16日FC東京戦
リーグ9戦勝ちなし(3分け6敗)で17位に沈む湘南ベルマーレ山口智監督(47)が14日、オンライン会見し、16日のFC東京戦(レモンガススタジアム平塚)を前にチームの現状を語った。
勝ち点は、J2降格圏内となる18位の横浜F・マリノスと3点差の「24」。5月11日の東京ヴェルディ戦以降、勝ち星から遠ざかる状況に「選手だけが頑張ってもしょうがないがし、僕ら(コーチ陣)はどれだけ安心感を与えられるか。監督としてやれる責任は背負っているので、今の問題点にどう立ち向かっていくか」と説明した。
約3カ月ぶりの勝利のためには、現在クラブワースト2位の39失点を喫する守備の立て直しが急務だ。
7月上旬には畑大雅(23)と鈴木淳之介(22)の日本代表DFがともに海外移籍。主力を欠いた後のチームは、同5日のヴィッセル神戸戦から8月10日の柏レイソル戦のリーグ4試合は計13失点と守備が崩壊した。
16日にホームで迎え撃つ東京とは今季公式戦で1分け1敗。夏の重苦しいムードに、指揮官は「情けなさ、悔しさ、歯がゆさがある。自分たちはそういうところを反骨心にしてやりたい気持ちがある。歯を食いしばってやるというところが必要」と話す。8季連続のJ1残留へ、ここからが正念場になる。