【天皇杯】名古屋長谷川監督が訴え「命に関わってくる」夏の超過密日程の中で飲水タイムなし
<天皇杯:名古屋2-1東京V>◇13日◇4回戦(ラウンド16)◇東京・味スタ
名古屋グランパスが東京ヴェルディを2-1と下し、8強進出を決めた。
会場の都合で本来8月6日に行われる試合が13日の開催となった。名古屋は中2日で、東京Vは中3日で迎えたこの日、暑さ指数(WBGT)25未満とあって飲水タイムが取られなかった。それでも過密日程の影響から選手たちは疲労の色が濃く、終盤には足をつる選手が見られた。
そんな状況を踏まえ、名古屋の長谷川健太監督は会見で夏場の飲水タイムの運用ルールの変更をお願いした。
「今日はWBGTが25に行かなかったということで、飲水はなかったですけど、やっぱりこういう日程的な部分を考えて、本当は6日にあった試合がが両チームのスタジアムの関係でこの13日になった。もちろん味スタを用意してくださった東京都のサッカー協会には感謝しています。ただこの日程を考えると、ヴェルディが中3日で、うちが中2日で、また中2日ですぐ両チームはアウェーで試合があるという日程だったら、拡大解釈で(WBGTが)25にいかなくても、選手のコンディションとか体重のことを考えたら、25にいかなくても飲水タイムがあるような措置を今後ね。もう終わったことは言ってもしょうがないので。ただ今後はそういうことも健闘してもらいたい」
さらにこうつづけた。
「やっぱり今の夏場の暑さは尋常じゃない。最後もうちの選手もみんな足がけいれんして、誰が走れるか分からないような状況の中で、やっぱり水分というのをしっかりと取らせるということは、命に関わってくるというふうに思います。そこは今後検討していただきたいなと思っています」
選手たちを守る立場として、健康に配慮した措置を強く求めていた。