オリックス対楽天 1回裏、登板する楽天先発の古謝(撮影・森本幸一)

<オリックス4-7楽天>◇13日◇京セラドーム大阪

2年目の楽天古謝樹投手(23)が、自己最多タイの5勝目をつかんだ。

最速151キロの直球を軸に力投した。「石井コーチから『あと先のことを考えずに初回から飛ばしていけ』って言われてたんで、なんとか試合序盤で試合を崩さないようにだけ意識して投げました」。初回は3者凡退で発進。3回は先頭オリバレスに二塁打を打たれたが、紅林をスライダーで空振り三振、若月を遊ゴロ、広岡をスライダーで空を切らせてピンチを脱した。

6回は1死満塁と好機を広げられ、杉本、太田の連続適時打で3点を奪われた。7回も続投したが、無死満塁から宗に犠飛を浴びたところで2番手の西垣にスイッチ。3試合連続で7回途中での降板となった。「ここ何試合かイニング途中の交代になってしまっているので、自分を落ち着かせるメンタルやひと工夫ができないとだめですね」と反省を口にした。

それでも、7回途中4失点(自責3)で岸に並ぶチームトップタイの5勝に到達した。古謝は「正直、前半の(味方の)得点がなかったら負け試合なんで、あそこをゼロで抑えるのがやっぱり仕事だと思う。ほんとに5勝っていうのはあんまり気にせずに、ゼロを突き詰めて投げ切りたいなと思います」と力を込めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】2年目の古謝樹、自己最多タイ5勝「ゼロを突き詰めて投げ切りたい」7回途中4失点