巨人対中日 5回表中日1死一塁、山本の二ゴロを処理した門脇(左端)の悪送球で失点し、マウンドに集まる選手たち。右から2人目は田中将(撮影・江口和貴)

<巨人3-4中日>◇13日◇東京ドーム

巨人の二塁手・門脇誠内野手(24)が痛恨の失策を悔いた。5回1死一塁、中日山本の打球は一塁寄りに飛んできた。素早く左に反応し、体をひねって二塁へ投じたが、大きく上にそれた。ボールが三塁ファウルグラウンドを転々とする間に、一塁から岡林がホームインした。

日米通算199勝目をかけて先発した田中将大投手(36)は4回まで無失点を続け、勝利投手の権利が見えてきていた場面。反撃の糸口を与える形になり、この回に同点に追いつかれた。試合後、門脇は「実力不足だなと思います。200勝間近でああやってミスで負けたので。もう本当に『すみません』しかなかったです」と言葉を絞り出した。

本職は遊撃手。今季は三塁も務めながら、直近は離脱中の吉川尚輝内野手(30)の代わりに、この日で11試合連続で二塁を守ってきた。併殺打狙いで二塁に投げる動きは、三遊間ではない動き。本人は言い訳はしなかったが、守備力の高さに定評はあっても、簡単ではない局面だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】門脇誠「実力不足」二塁で痛恨の暴投「すみませんしかない」田中将大の勝利投手目前に