【ヤクルト】4被弾10失点「残念な試合」高津監督「失点は全て2アウトから。粘れないのが現状」
<ヤクルト2-10DeNA>◇13日◇神宮
ヤクルトが空中戦でDeNAに屈し、今季2度目となる同一カード3連勝はならなかった。両軍合わせて6本塁打が乱れ飛んだ一戦に敗れた。
試合を動かしたのは山田哲人内野手(33)だった。2回先頭、DeNA東から7号先制ソロを左翼に放り込んだ。4回は2試合連続5番起用の北村恵吾内野手(24)が左翼への3号ソロを決めた。
北村恵は3日阪神戦の今季1軍初昇格から出場7試合で3発目となった。高津臣吾監督(56)は「選球することもすごく大事だが、今はそれを求めているわけではない。スイングを仕掛けて打ってくれたら、それでいい。いいバッティング」とたたえた。
ただ得点はソロ2発で、DeNAの1発攻勢に押し込まれた。先発ペドロ・アビラ投手(28)が3回2死一塁から蝦名に逆転2ランを浴びた。1点を追う6回は2番手小沢怜史投手(27)が2死一、二塁から代打筒香に3ランをくらった。9回には阪口皓亮投手(25)が2死一塁から林に2ラン、さらに佐野にも2者連続アーチを献上。4被弾の10失点に沈んだ。
失点はすべて2死までこぎつけた後だった。高津監督は「10点取られたうち、2アウトランナーなしからが7失点。10失点は全て2アウトから。粘れないのが現状」と詰めの甘さを敗因に挙げた。これで9連戦は4勝5敗だった。「今日は勝ちたかった。勝ち越す権利を昨日、得ていたわけなので。もう全員を使ってでも勝ちにいきたいと思っていたのですけれども、残念な試合になってしまった。でもよく頑張ったと思います」と受け止めた。