西武対ソフトバンク ソフトバンク先発の上沢(撮影・足立雅史)

<西武3-5ソフトバンク>◇13日◇ベルーナドーム

「3本柱」には負けない。ソフトバンク上沢直之投手(31)が6回4安打3失点(自責点1)で今季8勝目を手にした。1回に味方から大量5得点の援護をもらい、5回1死までは無安打投球。中盤は右打者の内角へのツーシームの制球に苦しんだが、フォークやスライダー中心の配球に切り替えて粘った。「うまく投げられないボールを追及して投げるよりかは、いま現状で一番よさそうなボールを多く投げる方が抑えられる確率が高いと思ったので」。冷静な判断が奏功した。

ベルーナドームは日本ハム時代の23年8月以来2年ぶり。「やっぱり暑いですね」と大粒の汗を流したが「でも投げにくくはなかったです」と振り返った。前カードの日本ハム3連戦では有原、モイネロ、大関の先発「3本柱」がそろって10勝に到達。上沢は「その3人に負けないようにと思っています。ここから1つも落としたくない。その3人に追いつけるように」と刺激を力に変えている。

これで今季の西武戦は3戦3勝、防御率2・00。小久保監督も「(1回に5得点で)あの後、先発ピッチャーは難しいけど、上沢がよく投げてくれた」とうなずいた。【只松憲】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】監督称賛!上沢直之が冷静な判断で8勝目「1つも落としたくない」3本柱に刺激