巨人対中日 試合前、引退セレモニーで花束を手にする中島氏(撮影・江口和貴)

<巨人-中日>◇13日◇東京ドーム

両軍に所属し、今年3月に現役引退を発表した中島宏之さん(42)の引退セレモニーが試合前に行われた。ファーストピッチセレモニーでは、同学年の巨人亀井善行打撃コーチ(43)が捕手役を務め、ボールは外角低めにワンバウンド。「悔しい。ストライク入れるって言って投げたのに、ちょっと引っかかってほうれんかったんが、ちょっとあれかなあ」と苦笑いした。

2000年ドラフト5位で西武に入団。4年目から遊撃の不動のレギュラーで活躍した。大リーグのアスレチックスを経て、オリックス、巨人、中日と渡り歩き、通算1928安打をマーク。日本代表でもプレーし、08年には北京五輪出場、09年の第2回WBCでは世界一に貢献した。

登場時には両軍から「ナカジマ」コールも起きた。「一線を離れて、そういう風に言ってもらう機会もないので、今日あらためてスタンドからコールしてもらうとうれしいなという思いがありました。現役の人たちもいつも応援してもらっているのを分かって活躍して、期待に応えてほしいなと思います」と望んだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】中島宏之氏が引退セレモニー 記念投球ワンバンに「悔しい。ちょっと引っ掛かって…」