中越対関東第一 関東第一に敗れた中越ナインは肩を落としてベンチに引き揚げる(撮影・上田博志)

<全国高校野球選手権:関東第一6-1中越>◇13日◇2回戦◇甲子園

中越(新潟)の1994年(平6)以来の初戦突破はならなかった。1回表に暴投で1-0と先制するが、4回裏に追いつかれ、5回裏に2点を奪われて勝ち越しを許した。

「自分たちで自分たちを苦しめてしまった」。一塁手の窪田優智主将(3年)は主導権を握り切れずに逆転されたことを悔やんだ。5回まで毎回の6安打を放つなど、優勢だったがあと1本が出なかった。リードされた6回以降は関東第一のエース坂本慎太郎(3年)の変化球を捉えきれず、無安打に抑えられた。

新型コロナウイルス感染拡大のため夏の甲子園が中止になった20年は、新潟県独自大会で優勝。甲子園には行けない王者だった。21年は校内での新型コロナウイルス感染拡大のため新潟大会出場を辞退。一昨年は決勝でサヨナラ負けと、18年の前回甲子園出場後は不運にも見舞われていた。

「OBの方々の思いもあって出られた甲子園」(窪田主将)とチームの士気は高まっていた。だが、昨夏準優勝校の壁は越えられず、31年ぶりの白星には届かなかった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】中越・窪田優智主将「自分たちで自分たちを苦しめてしまった」31年ぶりの白星ならず