エンゼルス対ドジャース 9回表ドジャース無死、ソロ本塁打を放ちナインに向かってポーズを決める大谷(撮影・垰建太)

<エンゼルス7-6ドジャース>◇12日(日本時間13日)◇エンゼルスタジアム

ドジャース大谷翔平投手(31)が、今季2度目の4戦連発の43号ソロをマークしたが、チームは延長戦でサヨナラ負けを喫した。

5-5の9回無死、守護神ジャンセンと対戦。1ボールから甘く入ってきた92・4マイル(約149キロ)のカットボールを完璧に捉え、右越えに勝ち越しの一撃をたたきこんだ。

ロバーツ監督は試合後、本塁打を放って感情をむき出しにしていた大谷について「素晴らしい一打で、打席での粘りと気迫があった。ベンチにも伝わってきた」とたたえたが、チームは9回に5番手のアレックス・ベシア投手(29)が同点に追いつかれ、延長10回にはベン・カスペリアス投手(26)がサヨナラ打を浴び、踏ん張れなかった。

この日はまさかのプレーも発生。6回無死一、二塁から大谷がセンター方向へのライナーを放ったが、これをエ軍の遊撃手ネトが捕球し、二塁ベースを踏んで一塁手へ素早く送球した。一塁走者もタッチアウトとなり、トリプルプレーが完成した。

先制点を奪いながら、中盤から相手のペースに持ち込まれて3連敗。パドレスとゲーム差なしの首位に並ばれた。同監督は「いいこともあったが、もっとしっかり野球をしないといけない。自分たちで苦しめている」と厳しい表情だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ロバーツ監督「気迫があった。ベンチにも伝わってきた」43号放ち、感情むき出しの大谷翔平を称賛