日本ハム新庄監督(2025年8月5日撮影)

日本ハム新庄剛志監督(53)が全国制覇を目指す後輩のピュアな思いに応える夢プランを披露した。「ファイターズが優勝したら(ペナントを母校の西日本短大付がある福岡の)八女に持っていきますよ」と宣言。プロ野球と夏の甲子園、前代未聞の優勝旗コラボ案をぶちあげた。

母校が福岡大会を優勝した際に自身のインスタグラムで「もう 目標は甲子園出場じゃない 優勝旗を八女に持って帰る事 慎太郎なら必ずやってくれる」と後輩たちと高校時代の同期の西村慎太郎監督(53)にメッセージを送っていた。

その期待に応えるように、後輩たちは9日の弘前学院聖愛(青森)戦で延長タイブレークの熱戦の末に1回戦を突破。その試合後、攻守で大活躍した八女出身の山下航輝捕手(3年)は偉大な先輩が率いる日本ハムと「アベック優勝したい」と話していた。

新庄監督も報道陣から伝え聞いた山下の意気込みに「いいね、いいっすね」と笑顔。即座に、八女茶が名産で豊かな自然が広がる八女にある母校で、ペナントと深紅の大優勝旗のコラボレーションを思い描いた。

あえて口に出し、自身にプレッシャーをかけて結果を出すのも新庄流だ。前カードは首位ソフトバンクに3連敗を喫し、残り40試合で4ゲーム差と離された。それでも本当の天王山は「全然、先です」と泰然自若。13日からはエスコンフィールドでロッテ2連戦。新たな夢も力に変え、まずは本拠地で覇権奪回への勢いを取り戻す。【木下大輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】新庄監督「優勝したら」プロ野球と夏の甲子園、前代未聞の優勝旗コラボ案をぶちあげ