山本由伸、思わぬ大乱調で5回途中を6失点ノックアウト 6安打6四死球で今季11勝目ならず
<エンゼルス-ドジャース>◇11日(日本時間12日)◇エンゼルスタジアム
ドジャース山本由伸投手(26)が、今季11勝目をかけたマウンドでノックアウトされた。
1回は先頭ネトに初球の95・9マイル(約154キロ)の外角直球を右中間席に運ばれた。1死かはトラウトに四球を与えると、続くウォードにもフルカウントからの際どい低め直球がボール判定で四球となった。
モンカダには初球のカーブを右前に運ばれ、2失点目。1死一、三塁からアデルは直球で見逃し三振、レンヒーフォは外角のスプリットで三ゴロに打ち取った。
2回は先頭ダーノーを直球で空振り三振、テオドシオを96・7マイル(約156キロ)の直球で見逃し三振。先頭打者アーチを許したネトには四球を与えたが、シャヌエルの打席での盗塁死で切り抜けた。
3回はシャヌエルをスプリットで空振り三振、トラウトを二ゴロ、ウォードには四球を与えたが、モンカダを二ゴロに打ち取った。
4回は先頭アデルを直球で空振り三振、レンヒーフォを中直、ダーノーを直球で見逃し三振に仕留めた。
0-2の5回は先頭のテオドシオに右安。ネトにもカウント2-2から、カーブを左前へ運ばれると、シャヌエルに死球を与え無死満塁とした。
山本はトラウトにカウント1-2から投じたスプリットを、右前へしぶとく運ばれ2失点。1死一、三塁からモンカダにも右前適時打を浴びた。カンペロは遊ゴロに打ち取ったが、この間に三塁走者の生還を許した。レンヒーフォに四球を与え降板した。2番手にはディアズがマウンドに上がり、ダーノーを右飛に打ち取った。
4回2/3で99球を投じ、6安打6四死球6失点で6奪三振だった。
これで今季は22試合に登板して10勝7敗、防御率は2・84。前回登板の3日(同4日)レイズ戦で6回途中を無失点と好投し、自身初のメジャー2ケタ勝利を達成した。