ヤクルト対DeNA 3回裏ヤクルト無死、右越え本塁打を放ち喜ぶ村上(撮影・野上伸悟)

<ヤクルト9-4DeNA>◇11日◇神宮

ヤクルトが内山&村上のアベック弾で快勝した。3番内山壮真捕手(23)がまず主導権を握る。初回、先頭の太田が右前打、続く岩田のバント安打と悪送球で無死一、三塁の好機。ここで内山が左前へ先制の適時打を放った。さらに3回無死一塁の場面では、抜けたスライダーを完璧に捉え、左翼席へのキャリアハイとなる7号2ランをマークした。「先制して、先に追加点を取りたいと思っていたので、良いところで打てて良かった」と満足げに話した。

オフに腰の手術を経て迎えた5年目。村上、西川から股関節の使い方を学び、下半身を意識したフォーム改造とウエート量増でスイングに力強さを加えた。開幕は2軍スタートも、負傷した村上の代役として昇格し、長打力を武器にクリーンアップの座をつかんだ。

その内山の2ラン直後、4番村上宗隆内野手(25)が魅せた。3回無死走者なしから、スライダーを捉えて右翼席へ4号ソロ。打った瞬間に確信した1発は、3日の阪神戦以来となった。「打ったのはスライダー。どさくさに紛れて打つことができました」と話した。上半身のコンディション不良から7月29日のDeNA戦で復帰後、これで4本目のアーチとなった。

チームの連敗を2で止め、神宮の夜を沸かせた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】3番内山壮真&4番村上宗隆のアベック弾で快勝、2連敗ストップ