ソフトバンク対日本ハム 審判に選手交代を告げる新庄監督(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク3-1日本ハム>◇11日◇みずほペイペイドーム

日本ハムが首位攻防3連戦で痛恨の3タテを食らった。試合終了から、わずか1分後に取材に応じた新庄剛志監督(53)は「まだ40試合あるじゃないですか。最後どうなるか“愉しみ”です」。すぐに気持ちを切り替え、前向きに話した。

大抜てきも実らなかった。20歳の「台湾の至宝」こと孫易磊をプロ初先発させたが、4回途中2失点で降板。「右足つったんですよ。まだ行けるかなと思ったけど、急に来た。緊張とかプレッシャーとかあって」とアクシデントで早々に交代せざるを得なかった。

救援陣が踏ん張ったが、打線は1回に万波の先制18号ソロが飛び出して以降はゼロ行進。今カードは3試合で2得点と鳴りをひそめた「海賊打線」には「打線もこういう時期が来るっていう想像はしてたんで。(13日からは)エスコンに帰って上向きに爆発してくれそうな気がしますけど」と期待を込めた。

7日西武戦の黒星から今季初の4連敗で、首位ソフトバンクとは一気に4ゲーム差に広がった。「ウチとの試合の時、なんか生き生きしてやっていませんか? なんで他に負けんねん(笑い)」とライバルにチクリと言った新庄監督だが、最後は「これ、逆になりますからね。この後の試合、まあ見といてください」。このままペナントレースは終わらせない。【木下大輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】新庄監督「まだ40試合ある。最後どうなるか“愉しみ”」首位攻防戦で痛恨3タテも