【甲子園】大雨で高川学園の吹奏楽部、一般生徒約500人が来場断念 控え部員は４回途中に到着

高川学園対未来富山　4回表途中に到着した高川学園応援団は5回以降元気に応援（撮影・西尾就之）

＜全国高校野球選手権：高川学園－未来富山＞◇11日◇2回戦◇甲子園

高川学園（山口）の吹奏楽部、一般生徒の約500人の大応援団が来場を断念した。

山口では10日から「線状降水帯」による激しい雨に見舞われていた。交通機関にも影響が出ており、松本祐一郎監督（38）は「吹奏楽部が来られるかどうか」と心配し「もし、来られなかったら、ですね。甲子園に来られるようにちゃんと勝ってあげたい。みんなで応援できるように」と試合前に語っていた。

この日はすでにAチーム（ベンチ入りメンバー）と帯同していた控え部員6人と、保護者らがスタンドで応援。応援歌は流れないが、声と手拍子でナインを後押しした。

また、残りの部員約50人を乗せたバスは、試合開始時間に間に合わなかったが、4回途中に到着。3－3の4回2死満塁から応援歌が響き渡り、4番遠矢文太主将（3年）が走者一掃の中越え適時二塁打を放ち、3点を勝ち越した。