背番号51で始球式を行ったイチロー氏(AP)

<マリナーズ6-3レイズ>◇10日(日本時間11日)◇Tモバイルパーク

アジア人として初めて米野球殿堂入り、そして背番号「51」がマリナーズの永久欠番となったイチロー氏(51)が記者会見を行い、好調なチームの様子を語った。

マリナーズはア・リーグ東地区の2位。首位アストロズには0・5ゲーム差としており、イチロー氏がメジャー1年目の01年以来となる24年ぶりのリーグ優勝を視野に入れている。トレードでもユジニオ・スアレス内野手(33)やジョシュア・ネーラー内野手(28)の獲得に成功。メジャー単独トップの45本塁打を放っているカル・ローリー捕手(28)を中心に、悲願の優勝へ前進している。

イチロー氏は、現在のチームの特徴に言及。「このチームが特別だと感じるのは、もちろん個人としてルーティンを持っていると思います。それに加えて最近よく感じるのは、ネガティブなことってどんどん連鎖していって、あっという間にチーム全体がネガティブになっていくという現象があるんですけど、その反対のポジティブな性質っていうのは、それが起こりづらいんですね。『こういう考え方いいな』『こういう雰囲気いいな』と感じても、なかなかそれは連鎖していかない。ネガティブは(連鎖が)起こるんだけど。このチームは、そのポジティブがどんどん連鎖して、膨らんでいってるところが特別だと思います」と語った。

マリナーズは00年以降でポストシーズン(PS)進出が3度のみ。00年と01年は連続でPSへ進出するも、ともにリーグ優勝決定シリーズで敗退。21年ぶりのPS進出となった22年は、地区シリーズ決定戦で敗退した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 イチロー氏「このチームが特別だと感じるのは…」悲願24年ぶりリーグ優勝へ快進撃の古巣に驚き