イチロー氏が背番号51で始球式「彼の寛容さなくして…」捕手役にレジェンド左腕
<マリナーズ6-3レイズ>◇10日(日本時間11日)◇Tモバイルパーク
アジア人として初めて米野球殿堂入りし、前日にマリナーズの永久欠番セレモニーでスピーチを披露したイチロー氏(51)が、この日のレイズ戦で始球式を務めた。
イチロー氏は背番号「51」のユニホームを着用して登場。同氏が加入する前の98年まで「51」をつけていた殿堂入り投手、ランディ・ジョンソン氏(61)が捕手役を務め、緩やかな投球を投げ込んだ。
ともに「51」をつけた2人は投球後に握手を交わし、記念撮影ではジョンソン氏が「5」、イチロー氏が「1」のポーズをつくって背番号「51」を表現した。
イチロー氏は7月27日にクーパーズタウンで殿堂入りスピーチを行い、前日にはマリナーズの永久欠番セレモニーで再びスピーチを実施。永久欠番のスピーチではジョンソン氏に言及し「シアトルの51といえばランディ・ジョンソンだった。彼の寛容さなくして自分がつけることはなかった」と感謝。来年行われるジョンソン氏の永久欠番セレモニーに「必ず出席する。(いつか)キャッチボールもしたい」と述べていた。
試合はマリナーズがローリーの3試合連続となる45号2ランなどで6-2で勝利。66勝53敗で今季最長の7連勝、貯金を最多13に伸ばした。ア・リーグ西地区では首位アストロズと0・5ゲーム差の2位、ワイルドカード争いでは1位と、3年ぶりのプレーオフ進出を十分狙える位置につけている。