日大山形対県岐阜商 5回裏県岐阜商2死二塁、横山は右前適時打を放つ(撮影・上山淳一)

<全国高校野球選手権:県岐阜商6-3日大山形>◇11日◇1回戦

県岐阜商が日大山形を逆転で破り16年ぶりの白星を挙げた。創部100周年の同校は春夏甲子園88勝目としたが令和に入ってからは初勝利。

0-1で迎えた5回、1死二塁から生まれつき左手の指がない横山温大外野手(3年)が右手1本で右前へ同点適時打。送球間に二塁へ進み内野ゴロで三進。9番渡辺璃海外野手(2年)の左前適時打で逆転のホームを踏んだ。8回の第4打席でも左安打を放つなど4打数2安打。守っても(右翼、8回から左翼)グラブを右手にはめて3本の飛球をキャッチした。

6回表終了時に雨が激しくなり51分間中断。再開直後の6回裏には1死満塁から2番稲熊桜史内野手(2年)の適時打、押し出し四球、4番坂口路歩内野手(3年)の2点適時打で計4点を加え突き放した。

先発の柴田蒼亮投手(2年)は7安打3失点で完投。9回に2点を失ったが逃げ切った。

日大山形は9回に3点差に迫ったが4年ぶりの白星はならなかった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【甲子園】県岐阜商が16年ぶり白星 生まれつき左手の指がない横山温大が同点適時打含む2安打